【和良鮎】はじめてのあゆ釣り体験記1 初心者向けの釣り体験講座を受けてきました!

郡上あそび

こんにちは、のぶです!

私が2024年04月に郡上市へ移住してきて、早くも3か月が経過しました。個人的に移住する前から郡上でずっとやってみたかったことの1つがあゆ釣り」です。

でも、釣り初心者の私には道具も知識もなく、どうしたら釣りを始められるのか全く分からない状態・・。

そんな中今回、郡上市教育委員会が主催の「和良鮎 友釣り体験」という初心者向けの講座が開催されることを知り、参加してきました!果たして、人生初のあゆ釣りの結果はいかに・・・!?

講座の概要

名称:郡上学講座「釣ってよし!食べてよし!~和良鮎友釣り体験~」

日時:2024年07月07日(日)8時開始~11時30分終了。

場所:和良おこし協議会(釣り場は和良周辺の川)

参加費:4,000円(日釣り券代とおとり代)

当日の様子①和良おこし協議会へ集合

当日は朝8時に「和良おこし協議会」へ集合でした。

「和良おこし協議会」に集合。はざこ(オオサンショウウオ)が、あちこちに描かれていて可愛いです。

この日の参加者は全部で5名。講師の方も5名でしたのでマンツーマン指導をして下さることに。初めてで分からないことだらけですので、マンツーマン指導はとてもありがたい!

参加者ほぼ全員があゆ釣り初心者ということで、まずは鮎の習性や釣り方についてレクチャーをしていただきます。

今回は「友釣り」という方法で釣りをします。「友釣り」は縄張り意識の強い鮎の習性を活かした方法です。まずは、竿の先に「おとり」と呼ばれる生きた鮎を付けて川へ流します。「おとり」となる鮎の近くには、針も付けておきます。

川に「おとり」の鮎を流すと自由に泳いでいきます。この時川の中に別の鮎がいる場合、自分たちの縄張りを奪われまいと「おとり」に向かって突進してくるそうです。

「おとり」に向かって突進してきた鮎が「おとり」近くに付けておいた針にかかることで、釣ることができます。

しっかりと理論を押さえたうえで、いよいよ釣り場へ向かいます。

あゆ釣り用の靴(足袋)はレンタルができました。川に流されないよう、滑りにくいものが必須です。

当日の様子②釣り場へ移動

さぁ、釣り場へ向かいます。当日のコンディションを踏まえたうえで、講師の方がポイントを選定してくださいます。

みんなで今日の釣り場へ移動。ちなみにお子さんも一部参加されていましたよ。
講師の方に連れられてポイントへ。それにしても和良の川は綺麗です。

いざ川に入ると、うわぁー水が冷たくて気持ちいい!この日は30℃近い暑さでしたので、川に入っていると足がひんやりとしてとっても気持ちがいいんです。

川に入るなんて小学生の時以来だ・・。大人になってからは初めてです。そもそも都会暮らしの時には、川に入る機会なんてまずありませんからね。

うぉー、川に入ってるぞー!(笑) 童心に帰るとはまさにこのこと。もはやすでに十分楽しい。

川の水深は、大体の場所で膝下くらいの高さでした。

それでも流れが急な部分では体がもっていかれそうになり、少しだけ怖さも感じました。こういう感触も実際に経験してみないと分からないこと。ひとつひとつが自分にとって貴重な体験です。

当日の様子③竿の使い方やハナカンの通し方を教わる

釣りのポイントについたら、ここからはマンツーマン指導で竿の扱い方や仕掛けの方法などを教わります。

まず驚いたのが竿の長さ。今回使った竿は全長が7メートル以上もあり、取り扱いが難しい・・。そして竿の先端はかなり細くなっており、雑に扱うと簡単に折れてしまうとのこと。仕掛けを付けるときなどは、必ず草の上にそっと置くようにします。

竿がとにかく長い。竿先は特に繊細なので取り扱いは慎重に。ちなみに1本あたり、高いものだと数十万円するらしいです・・。

そしてあゆ釣りで特徴的なのが「おとり」となる鮎を竿先に付ける作業。

生きた状態の鮎の鼻先(ハナカンという)にフック上の針を取り付けて、竿先に固定します。初心者にはこの作業が難しい。

「おとり」はもちろん生きていますので、動かないように押さえつけながら針を鼻先に通すのですが、慣れるまではなかなか鼻先にうまくフックが通りません。

かといって強く押さえすぎたり、時間がかかりすぎたりすると「おとり」自体が弱ってしまいます。「おとり」が弱ってしまうと、いざ友釣りをしようにも元気に泳いでくれません。

「おとり」が元気に泳ぐことで、川の中にいる別の鮎が「生意気なやつが俺の縄張りに入ってきたぞ。追い出してやる!」という気持ちになってくれるので、仕掛けは手早く行う必要があるんです。

当日の様子④いざ、あゆ釣りへ挑戦!

何度か試しながら、何とか「おとり」も付けることができました。いよいよ釣りの開始です。

講師の方から竿の持ち方や「おとり」の流し方、鮎が泳いでいるポイントなどを教わりながら、あたりを待ちます。

この日はマンツーマン指導で、みなさん丁寧に教えていただきました!

あゆ釣りはいわゆる「エサ」は使いません。しいて言えば「おとり」となる鮎がエサになる訳ですが、それ以外にも「あわせ」を行わないのも特徴です。

「あわせ」とは魚がエサに喰い付いたときに、魚の口にしっかりと針を引っかける技術のことです。一般的な釣りの場合ではこの「あわせ」の技術が重要となるのですが、あゆ釣りでは必要ありません。

釣れるときは自然に針にかかってくるとのこと。鮎は引きが強いことでも知られていますので、かかれば初心者でもすぐに分かるようです。

糸は引かず緩めずが基本。糸を引きすぎたり竿を動かしすぎたりすると「おとり」が伸び伸びと泳ぐことができません。一方で緩めすぎてもダメらしく「おとり」をいかにうまく泳がすかがポイントとのことでした。

また川において、流れが速くさざ波が立っているところを「瀬(せ)」と呼びます。反対に、流れが緩やかで深くなっているところを「淵(ふち)」と呼びます。鮎は「瀬」でも「淵」でも釣ることができるそうで、どこで釣れるかはその日次第。そういった見極めも腕にかかってくるそうですよ!

釣りの結果と感想

この日の釣り時間は合計2時間。途中で元気が無くなった「おとり」を交換したり、少しポイントを移ったりしながら、あっという間に終了となりました。

大きさや色合いにはかなり個体差があります。

肝心の釣果はというと。

残念ながら私自身は釣りあげることはできませんでした・・。他の参加者の方は3匹程度釣れていました。最初の1匹を釣り上げるのが最も難しいらしく、1匹釣れると続けて釣れている方が多かったです。

講師の方が私にも何とか1匹釣らせてあげたいという気持ちが伝わってきて、とても嬉しかったです。期待に応えられず最後は申し訳ない気持ちでしたが、それでも釣り自体がものすごく楽しくて良い体験をさせていただきました。

初心者には難しいと言われた「おとり」のハナカンに仕掛けを通す作業も、丁寧に教えていただいた結果、最後は自分で付けることができて嬉しかったです!

釣れた鮎は各自持って帰ることに。私にもお土産として鮎を分けていただきました!

でもでも、やっぱり正直な気持ちを言うと、1匹だけでも釣りたかった・・泣

今回の経験と悔しさを胸に、またあゆ釣りをリベンジします!いつか「はじめてのあゆ釣り体験記2」をあげる日をお待ちくださいね!

講師の方をはじめ、関係者の皆様、貴重な体験をありがとうございました!そして和良の豊かな自然と命にも触れることができ、郡上についてまたひとつ学ぶことができました。これからも郡上のさらなる魅力を学んでいきたいです!

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