【観光】郡上八幡でE-bike(電動アシスト)をレンタルしよう!どれくらい走れるのかを最速で検証しました

交通

こんにちは!岐阜県郡上市で主に観光情報を発信している、のぶといいます。

今回は郡上市で楽しめるアクティビティの1つである「E-bike」を実際に使ってみた感想をまとめました。

「E-bikeってそもそも何?」「初心者でも簡単に乗れるの?」といった疑問にもお答えしていきます!

結論から言うと、初心者でも長距離のサイクリングを気軽に楽しむことができるおすすめのアクティビティです!たとえ上り坂であっても座ったままの姿勢で、スイスイと走ることができるんです!

今回は自転車初心者である私でも、どれくらいまで走ることができるのかを調べるため、体を張って限界まで頑張って調査してきました(汗)その結果として分かった、おすすめの距離やルートなども紹介させていただきます。(何とレンタル利用者としては私が1人目ということで、本記事が郡上のE-bikeレンタル利用を最速で検証をした記事になります!)

それでは早速いきましょう!

★この記事の要約★

  • 「E-bike」とは、電動アシスト付きスポーツタイプの自転車のこと
  • 3時間利用で1台4000円。1日利用時は5000円。※2024年6月時点、割引キャンペーン有り
  • 初心者でも通常の自転車と同じように乗ることができ、アシストの力によって坂道でも楽に上ることができる
  • あくまでも「アシスト」なので、最低限は自分の力で漕ぐ必要がある
  • 足よりもお尻が痛くなりやすい
  • 初心者がのんびり走った場合で、1時間でおよそ10kmから12kmくらい走れる。個人差はあるものの、1日の総走行距離としては、10kmから30kmくらいの利用が無難

そもそも「E-bike」とは?

E-bikeとは、電動アシストが付いたスポーツタイプの自転車のことです。

電動自転車というと、いわゆるママチャリをイメージされる方もいると思いますが、そのスポーツタイプ版だと思ってください。

平地はもちろん、特に上り坂において電動アシストがしっかりと利ので、スイスイと上ることができます。乗り方も通常の自転車とほとんど同じですので、初心者でもすぐに乗ることが可能です。

そしてママチャリとは異なり、見た目がスポーティーでとてもかっこいいので、乗っていてテンションが上がりますよ!(これ、結構大事です)

<準備>利用するまでの流れ

今回E-bikeをレンタルさせていただいたのは「長良川サイクルクルーズ」です。レンタルをするには、「郡上ノアソブ」というWEBサイトから予約申込みを行う必要があります。

まずはじめに「郡上ノアソブ」において会員登録(無料)を行います。

郡上ノアソブのページ。まずは新規会員登録を行います。

会員登録ができたら、次にE-bikeのレンタルページへ進みます。

レンタルページ内の予約カレンダーにて空き状況が分かりますので、希望の日時や人数、利用時間などを選択して申込みを行います。

E-bikeのレンタルページの下部に予約状況カレンダーがありますので、空いている日程をクリックして申込みをします。ちなみに2024年06月時点では、キャンペーン価格ということで3時間利用で1台あたり3,000円でした。

今回私は、9時~18時までの1日レンタルを利用しました。この日はキャンペーン特別価格で1日利用して4,000円(税込)でしたが、通常価格は3時間までの利用で1台あたり4,000円(税込)、1日利用で1台あたり5,000円(税込)です。

なお、私が利用した時は現金払いのみでしたが、今後クレジット決済なども使えるようにしていく予定とのことでした。

※利用にあたっては身長制限があります。また当日は身分証明書の提示が必要になります。その他の詳し注意点申込みページをご確認ください。

郡上の旬なアウトドア体験予約サイト「郡上ノアソブ」 GREX E-bikeレンタル (gujo-outdoor-exp.org)

ちなみに「長良川サイクルクルーズ」のWEBページでは、E-bikeのサイクリングツアーも受け付けています。ガイド付きのツアーですので、より気軽にE-bikeを楽しむことができますよ!

サイクリングで気分爽快!長良川サイクルクルーズは郡上の清流長良川を自転車でかけめぐる癒しのツアーEバイク (cycle-cruise.com)

当日の様子①集合場所にて事務手続きと乗り方のレクチャー

レンタル利用の際、当日の集合場所は「長良川サイクルクルーズ」になります。

まず事務所内において利用申請書の記入や簡単な乗り方指導がありますので、開始時刻の30分前までにはお越しください、とのことでした。(利用申請書は、申込みページから事前にダウンロードをして記入しておくとスムーズです。)

「長良川サイクルクルーズ」の事務所。郡上八幡駅の目の前にあります。なお駐車場もありました。

事務所で料金の支払いなどを済ませたら、窓口の方がE-bikeの乗り方を教えてくださいます。

乗り方といっても、ほとんど通常の自転車と同じです。特徴としては電動アシスト車ですので、電源の付け方や走行メーターの見方、そしてギアの変え方やヘルメットの着用方法などを教わります。

ハンドル付近の様子。左側に走行メーター、右側にギアが付いています。なおヘルメット着用は努力義務とのことでした。

ひと通り乗り方を教わったら、早速目の前の駐車場で試し乗りをしてみることに。電源を付けて軽く漕ぎだすと、すぐに電動アシストの力を感じます。ペダルが軽い!

さあ、準備ができました。今日の天気は快晴!いざサイクリングのスタートです。

※今回は1日レンタルということで限界までチャレンジすべく、最終目的地を「阿弥陀ヶ滝」としました。この「阿弥陀ヶ滝」は東海地方を代表する名瀑で、日本の滝百選にも選ばれています。

出発地である「長良川サイクルクルーズ」からは、片道でおよそ35キロの距離。往復ではなんと70キロ近い距離になりますが、果たして自転車初心者である私でもたどり着けるのか・・。(あらかじめ言っておきますが、初心者には阿弥陀ヶ滝はかなり遠いです!)

当日の様子②いざ出発

阿弥陀ヶ滝へ向けて、まずは長良川沿いの道を上流方向へ向かっていきます。

長良川沿いの道は、①国道156号線と②県道61号線の2つがありますが、②県道61号線の方が交通量が穏やかで走りやすくおすすめです。

長良川サイクルクルーズからいざ出発。まずは橋を渡って「県道61号線」へ。
県道61号線を上流方向へ向かう。国道に比べると交通量が少なめで自転車でも走りやすいです。

美しい長良川の景色を見ながら、県道をのんびりと走ります。

上流方向へ向かうために基本的にはなだらかに上っていくルートですが、電動アシストのおかげで上り坂ということをあまり意識することなく楽に進んでいくことができます。これ、通常の自転車であれば、結構しんどいと思います。

それにしても今日は最高のサイクリング日和。空の青さと山の緑、そして透き通った長良川が何とも美しいです。軽やかに風を切れば、最高に気持ち良い気分!

当日の様子③道中の感想

E-bikeには、電動アシストと通常のギアが付いています。走っている時の感覚としては、上り坂でスピードが落ちてくると電動アシストの力をよりはっきりと感じます。ペダルを軽くしてくれるような感覚です。

逆に平坦な道や下り坂で十分なスピードが出ている時は、電動アシストの力はそれほど感じません。

例えば上り坂に差し掛かったところでギアを軽くします。するとスピードは落ちますが、その分電動アシストの力が強く働くので一定のスピードを保つことができます。反対に平坦な道や下り坂の時は、スピードが出すぎないように電動アシストの力は弱まる設定になっています。

参考までに、30歳男性の私がのんびりと走った場合、平坦な道における平均時速は17キロ前後。一方、上り坂でギアを軽くした際は時速12キロくらいでした。アシストの力があるので女性の場合でも、そこまで差は出ないと思います。

途中で写真を撮ったり、ルートを確認するためにちょっと止まったりする時間などを考慮すると、大体1時間で10キロというのがひとつの目安になるかなぁと思います。

雄大な景色を見ながらのサイクリング。遠い山の頂きにはうっすらと雪が残っています。

注意点としては、足よりもむしろお尻が痛くなりやすいです。お尻の位置をずらしてみたり、定期的にお尻を浮かせることで痛みは緩和できました。ちなみにサドルとお尻の間にタオルを挟んでもみましたが、あまり効果はありませんでした。

そしていくら電動アシストがあるとはいえ、当然ですが最低限は自分の力で漕ぐ必要があります。私の場合は1時間くらい走ったところで、太ももにも疲れを感じましたので、少なくとも45分から1時間には1回程度休憩を入れると良いかなと思います。足とお尻を休ませながら、のんびり楽しむのがおすすめです!

足よりもお尻の方が痛くなりやすかったです。
道中、喫茶店「G-SQUARE」さんで休憩することに。
モーニングサービスの「エッグトースト」。少し汗ばんだ体に冷たいココアが染み渡る・・。

なお、E-bikeの操作上の注意点を1つだけ。

しばらく自転車を停めていると、電動アシストの電源が自動でオフになります。再び走り出す際には、自分で電源を付ける必要がありますが、走行メーターの黒い印が付いていることを確認してください。(黒い印が付いている状態でないと、電動アシストがされません。)

ハンドルに付いている走行メーター。メーター画面左側の黒い縦線が付いていることが、電動アシストに電気がきているサインです。

当日の様子④目的地到着!

さてさて、休憩を挟みつつ長良川を上流方向へ進み続け、ようやく目的地である「阿弥陀ヶ滝」が近づいてきました。

「阿弥陀ヶ滝」が近づいてきました。

そして最後の難所である急坂に差し掛かります。電動とはいえ、すでにここまで2時間以上走ってきているこの体で上れるのか・・。

滝周辺は長良川の上流部にあたり、のどかな景色が一段と美しいです。
こんなヘアピンカーブも座ったまま上れます。

さすがにスピードはだいぶ落ちますが、基本的に座ったままの状態で急な山道も上りきることができました。今回のレンタル利用中には、いわゆる「立ち漕ぎ」をすることは一度もありませんでした。電動アシストの力は偉大です。

そしてついに「阿弥陀ヶ滝」へ到着!出発してから、およそ3時間の道のり。さすがに長かった・・・。

阿弥陀ヶ滝へようやく到着!E-bikeといえど、さすがに3時間乗ると疲れます。
さすが東海地方随一の名瀑!神聖な空気が漂う特別な空間でした。

<走行記録>(30歳男性、自転車初心者、運動習慣は毎週1回程度のジョギング)

ルート:「長良川サイクルクルーズ」から「阿弥陀ヶ滝」まで。今回は主に県道を走行。

所要時間:片道3時間(出発9時、到着12時)※途中喫茶店で30分ほど休憩有り。

走行距離:片道約35キロ

(なお帰り道は基本的に下りが続きますので、行きよりもだいぶ楽でした。)

※実際に乗ってみた感想と注意点まとめ

今回私が感じたE-bikeレンタルのおすすめポイントと注意点は、以下の通りです。

<おすすめポイント>

  • 自転車初心者でも気軽に利用でき、公共交通機関のアクセスが悪い場所にも行きやすい。(例:古今伝授の里フィールドミュージアム、モネの池、阿弥陀ヶ滝など)
  • 体力に応じて目的地やスケジュールの変更も自分で好きなように変更できる。
  • 多少のアップダウンであれば、全く問題無く走行できる。
  • 走るならば長良川沿いのルート(特に県道)がおすすめ。山や川はもちろん、新緑の田園風景や桜並木など四季折々の景色が間近に楽しめる。
  • 運が良ければ「長良川鉄道」も見られるかも!

<注意点>

  • 最低限の部分は自分の力で漕ぐ必要がある。成人男性でも、1時間くらい走ると太ももに疲れが出てくる。
  • 足よりもお尻が痛くなりやすい。
  • 走行中は日差しにさらされ続けるので、日焼け対策と暑さ対策を忘れずに。
  • 目安として45分から1時間に1回程度の休憩がおすすめ。進むスピードには個人差があるものの、1時間でおよそ10キロから12キロほど走れる。
  • 観光における総走行距離の目安は、10キロから30キロくらいが無難。当日体力や時間と相談しながら、もし余裕があれば距離を延ばすのがおすすめ。

特に「1日でどれくらいの距離を走れるか?」については、どうしても個人差があると思います。基本的に観光で利用される際は、写真撮影や途中の食事などもゆったり過ごしながら、あくまでもリフレッシュという感覚でのんびりゆっくり走るのが個人的にはおすすめです!

(なお今回紹介した「阿弥陀ヶ滝」までは往復で70キロ近い距離がありますので、多くの方におすすめできる距離ではありません。もし行かれる際は休憩をしっかりと取り、ご自身の体力と相談しながら向かうようにしてください。)

まとめ

阿弥陀ヶ滝周辺の棚田

今回は郡上市における「E-bike」のレンタル利用について、その特徴と実際に利用してみた感想・注意点をご紹介させていただきました。

電動アシストの力で、普段自転車に乗らない方や体力に不安のある方でも、気軽にサイクリングを楽しんでいただくことができます。

特に長良川沿いの美しい景色を眺めながら風を切る気持ちよさは、何事にも代えがたい爽快感があります。郡上の自然を感じながらリフレッシュしていただけるアクティビティとなっていますので、参考にしていただければ嬉しいです!

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