【アクセス】車無しでも行ける!意外と近い!? 公共交通機関のみで郡上八幡に行く方法~名古屋発

交通

岐阜県の観光地の1つである「郡上八幡(ぐじょうはちまん)」                             鵜飼いで有名な長良川の清流と、郡上八幡城を中心とした古い町並みが残る素敵な城下町です。

今回は、この「郡上八幡」までの公共交通機関を使ったアクセスをいくつか紹介していきます。

車が無い方でも安心!実は意外と都市部から便利アクセス方法があるんです!

そもそも「郡上八幡」はどこにある?

「郡上八幡」は岐阜県の郡上市にあります。正式な住所は、岐阜県郡上市八幡町です。

日本のほぼ中央にある岐阜県の中でも、そのまた中央にあるのがわかりますね。          そう!まさに、郡上八幡は「日本のど真ん中」にあるんです!

「郡上八幡」って、一体どんなところ?

郡上八幡は、鵜飼いで有名な長良川の清流と、郡上八幡城を中心とした古い町並みが残る城下町です。また夏には、ユネスコの無形文化遺産にも登録された「郡上おどり」で、町全体が踊りの熱狂に包まれる町でもあります。

決して大きな観光地ではありませんが、美しい自然と歴史ある文化を体験できる穴場スポットです。

※詳しくは下記ページなどもご参照ください。

【観光】町歩きがさらに楽しくなる!郡上八幡の町並みの特徴を押さえよう!

郡上八幡への公共交通機関を使ったおすすめアクセス3選

今回紹介するのは、下記3つのパターンです。※いずれも名古屋駅を始点としています。

①名古屋駅 →(電車)→ 岐阜駅 →(高速バス) → 城下町プラザ(=郡上市八幡町内)

②名古屋駅 →(電車)→ 美濃太田駅 →(長良川鉄道) → 郡上八幡駅

③名古屋駅 →(高速バス) → 郡上八幡IC

①名古屋駅から岐阜駅まで電車で移動し、岐阜駅から高速バスを使う(所要時間:約2時間、大人片道¥2,180)

速さ★★★ / 割安さ★★★ / 利便性★★★★ / ワクワク度★★

1つ目が名古屋駅から岐阜駅まで電車で移動し、その後岐阜駅から高速バスで郡上八幡へ向かうルートです。結論から言うと、これが最も使い勝手の良いアクセス方法だと思います。後述しますが、高速バスが予約不要+「城下町プラザ」が到着地なのがポイントです。

<行程1>名古屋駅 →(電車)→ 岐阜駅(およそ25分 大人片道\480)

まずは、名古屋駅から「JR東海道本線」の岐阜・大垣方面に乗ります。

     

<行程2>岐阜駅 →(高速バス:岐阜バス)→ 城下町プラザ(およそ1時間20分 大人片道¥1,700)

岐阜駅についたら、次に高速バス(岐阜バス)に乗り換えます。普通、多くの高速バスは事前予約が基本ですが、この郡上方面行きの岐阜バス・高速八幡線は予約不要です。通常の路線バスと同じく、当日バス停で待っていればそのまま乗車できるのでとっても楽です。

予約不要なので、急な予定の変更にも対応しやすいのが嬉しいですね。

<岐阜バス・高速八幡線>https://www.gifubus.co.jp/highway/hachiman/

さて、この岐阜バス・高速八幡線にどこから乗るかですが、乗換えアプリ等で検索すると

⑴「名鉄岐阜BT(バス・ターミナル)」と、⑵「岐阜駅前」の、2つのバス停が出てきます。

基本的には、⑵「岐阜駅前」から乗ればOKです。高速八幡線は、⑴の「名鉄岐阜BT」から出発して、次に⑵「岐阜駅前」に止まります。岐阜駅の改札口から最も近いのは、⑵の「岐阜駅前」です。

「自分の好きな席を確実に確保したい」という方は、⑴「名鉄岐阜BT」で待つと良いと思います。ただ岐阜駅の改札から少し歩くので、乗車時間には注意してくださいね。

ここでは、⑵の「岐阜駅前」のバス乗り場を紹介します。

岐阜駅の改札は2階になります。「中央北口」を出ると、織田信長公の金の銅像が左手に見えますが、銅像とは反対の斜め右方向に進みます。

斜め右に行き、そのままデッキを進んでいくと右側に「地上階へ降りる階段」がありますので、そこから地上階へ降ります。バス乗り場は「14番乗り場」です。

デッキを進むと右手に階段がありますので、そこから地上階へ降ります。(または左手のエレベーターでも降りられます)

岐阜駅の改札を出てからこのバス停まで、慣れれば3~4分で着きます。ただバスは1~2時間に1本程度しか運行していませんので、慣れていない方は必ず時間に余裕を持ってお越しください。

バスが来たらそのまま乗ります。繰り返しますが、この路線は高速バスですが予約無しでOKです。なお支払いは今まで現金のみでしたが、2024年3月2日から交通系ICカードも使用できるようになっています。

<岐阜バス・交通系ICカードの利用について>https://www.gifubus.co.jp/info/post4151/

現金支払いの方は、乗車時に整理券も忘れずに取って下さいね。

車内は、一般的な観光バスと同じような造りです。フリーWiFiサービスが使えるほか、座席横には携帯電話の充電用コンセントが付いています。なおトイレは付いていません。

<行程3>目的地である「城下町プラザ」バス停に到着。

バスに乗ること約1時間20分で、目的地の「城下町プラザ」に到着です。

この「城下町プラザ」ですが、文字通り郡上八幡の城下町中心部にあります。そのため郡上八幡観光の拠点としてお城や城下町へのアクセスが良く、さらにコインロッカーやお手洗い、お土産屋さんなども併設していますので、この「城下町プラザ」で降りるのがお勧めです。

※実は「郡上八幡駅」や「郡上八幡IC」は、郡上観光には少し不便な離れたところにあります。こちらについては、下記の記事を参考にしてください。

【長良川鉄道 乗り方】乗ってみよう!清流を眺めながら進む長良川鉄道の魅力と注意点

【アクセス】注意あり!名古屋から直接高速バスで郡上八幡へ行く方法

②名古屋駅から美濃太田駅経由で、長良川鉄道を使う(所要時間:約2時間30分、大人片道¥2,210~)

速さ★★ / 割安さ★★ / 利便性★★ / ワクワク度★★★★

2つ目に紹介するアクセス方法は、名古屋駅から電車で美濃太田駅まで移動し、美濃太田駅から「長良川鉄道」を使って郡上八幡駅まで来る方法です。

こちらは、①と比べると時間もお金もかかる手段です。お世辞にも使い勝手の良いアクセスではありませんが「せっかくなら、長良川鉄道に乗ってみたい!」という方向けのものとなります。

<行程1>名古屋駅 →(電車)→(新鵜沼駅経由)→ 美濃太田駅(およそ40分~60分 大人片道\830~)

まずは名古屋駅から電車に乗って、美濃太田駅を目指します美濃太田駅は長良川鉄道の始発駅です。名古屋駅から美濃太田駅までの代表的な行き方は下記の2つです。時間と運賃に違いがあります。

・名古屋駅→(名鉄犬山線)→新鵜沼駅→(徒歩)→鵜沼駅→(JR高山線)→美濃太田駅へ。

・名古屋駅→(JR特急ひだ)→美濃太田駅へ。

新鵜沼駅経由の場合は、乗り換えが面倒になります。ただその分運賃は抑えられます。

特急を使った場合は乗り換えが無いので、移動が楽ですし時間的にも早いですが、もちろんその分運賃が高くなります。ざっくりですが、特急を使わない場合と比べて、片道で1,300円ほど高くなるかと思います。また特急券の購入も必要になります。

<行程2>美濃太田駅→(長良川鉄道)→郡上八幡駅(およそ1時間20分 大人片道\1,380)

美濃太田駅に着いたら、このルートのメインである「長良川鉄道」に乗り換えて、美濃太田駅から郡上八幡駅へと向かいます。美濃太田駅の改札は1つで、改札を出て左手すぐに長良川鉄道のホームがあります。

美濃太田駅の改札を出て左側に、長良川鉄道のホームがあります。

長良川鉄道はワンマン運転で、基本1両のみのとても可愛い見た目をしています。内装もいくつか種類があるので、乗るたびに違う顔を見せてくれます。

長良川鉄道に乗る際には、事前の乗車券購入などは不要です。当日に美濃太田駅の長良川鉄道ホームに設置してある券売機で、現金できっぷを購入するか、PayPayで支払うか、またはクレジットカードのタッチ決済も利用できます。

交通系ICカードは使えませんので、不安な方は念のために現金があった方が安心です。

※「長良川鉄道」には、一部事前予約制の観光列車があります。ご注意ください。

「長良川鉄道」は本数も少なく、他の交通手段よりも時間もお金もかかる場合が多いですが、非日常の旅行気分を味わうにはぴったりのすてきなローカル線です。興味がある方はぜひ乗ってみて下さい。

<行程3>目的地である「郡上八幡駅」へ到着。

このルートの最終到着地は「郡上八幡駅」になります。郡上八幡駅自体はどこか懐かしさを感じる駅舎で、思わず写真を撮りたくなるような素敵な外観なのですが、残念ながら観光スポットである郡上八幡城や城下町からは、徒歩で20分~25分くらい離れています。

歩けない距離ではないですが、荷物が多い方は少ししんどいかも。一応市街地へと向かうコミュニティバスもあるのですが、かなり本数が少ないので難易度は高めです。

【コミュニティバス】使いこなせれば郡上八幡の上級者!?まめバスを知っていますか?

初めて郡上八幡駅に降りた方の多くが「えっ、何もない・・?」と感じるくらいに、駅前は閑散としています。

③名古屋駅から高速バスで、乗換無しに郡上八幡ICまで行く(所要時間:約1時間40分、大人片道¥2,400)

速さ★★★★ / 割安さ★★★ / 利便性★★★ / ワクワク度★★

最後の3つ目は、名古屋駅から高速バスに乗って、直接郡上八幡ICまで行ってしまうという方法です。一見すると最も便利そうですが、いくつか注意点があります。

<行程1>名古屋駅 →(※名鉄バスセンター(駅から徒歩10分前後))→郡上八幡IC(およそ1時間20分~ 片道大人¥2,400)

このルートでは電車は使いません。名古屋駅のバスターミナル、または名古屋駅から少し歩いたところにある名鉄バスセンターから、高速バスに乗ります。

このルートの詳細については、別途記事をまとめていますので、そちらをご覧ください。

【アクセス】注意あり!名古屋から直接高速バスで郡上八幡へ行く方法

※特に名古屋駅から名鉄バスセンターへ歩いて向かう場合、駅前は人通りもかなり多く、似たような高層ビルも多いので慣れていない方は迷いやすいです。また駅前の大通りは信号待ちなども長い場合もあります。乗り遅れないように時間には余裕を持ってお越しください。

名古屋から直接高速バスに乗る場合、事前の乗車券購入が必要になります。

<行程2>目的地である「郡上八幡IC」に到着。

このルートの最終目的地は「郡上八幡IC」です。降りてみると分かりますが、高速道路脇のバス停ですので周囲には何もありません。ここから市街地までは歩いて25~30分ほどかかりますので、徒歩での移動はなかなかしんどいです。

せっかくの郡上観光の最初で、荷物を持ったままいきなり徒歩で30分歩くのはあまりお勧めできませんので、ご利用の際は注意して下さいね。

まとめ:最も無難な手段は、岐阜駅から高速バスに乗るルート

この記事では、名古屋駅から公共交通機関を使って郡上八幡へ行く方法を、3つ紹介しました。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、最も無難な手段は、①の名古屋駅から岐阜駅まで電車で移動し、岐阜駅から高速バスで郡上市八幡町内の「城下町プラザ」まで行くルートになると思います。

岐阜駅からの高速八幡線は予約不要の高速バスであること、そしてお城や城下町に近い「城下町プラザ」まで行けることが大きなポイントでした。

今回紹介した方法以外にも、郡上八幡へ公共交通機関で行く方法はありますが、今回は代表的なものを比較させていただきました。ぜひ参考にしていただけると幸いです。

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