こんにちは!郡上市へ移住をして観光情報などをブログで発信している、のぶといいます。
今回の記事では、郡上市にある代表的な3つの鍾乳洞をそれぞれ調査し比較しています。それぞれの鍾乳洞への特徴やおすすめポイント、また周辺情報やアクセスなどをまとめていますので、観光のご参考にしていただければ幸いです!
暑い夏でもとっても涼しい鍾乳洞。早速ご紹介していきます!
※「大滝鍾乳洞」において、券売所付近に写真撮影禁止の案内が出ていましたが、直接スタッフの方に伺ったところ写真撮影OKとのことでしたので今回撮影を行っています。
※本記事では、「大滝鍾乳洞」と「縄文鍾乳洞」をまとめて1つとして紹介させていただきます。
★この記事の要約★
- 本記事では「大滝鍾乳洞(縄文鍾乳洞も含む)」「美山鍾乳洞」「郡上鍾乳洞」の3つを紹介している。
- 「大滝鍾乳洞」は東海最大級の大きさを誇り、鍾乳洞の神秘的な世界を十分に満喫できる。ケーブルカーに乗れたり、食事処や釣り堀などもあったりするので特にファミリーへおすすめ。
- 「美山鍾乳洞」は世界的にも珍しい立体迷路型の鍾乳洞。鍾乳洞出口付近は恋人の聖地にも指定されており、特にカップルへおすすめ。鍾乳洞内部はかなり高低差があり階段が多い。
- 「郡上鍾乳洞」は他の鍾乳洞に比べると規模は小さめ。一般民家の敷地内にあり、テレビでも紹介されたことがあるユニークな鍾乳洞。鍾乳洞内部は高低差が少なく15分程度でサクッと気軽にまわれる。ただし不定休なので注意。
①大滝鍾乳洞(縄文鍾乳洞も含む)
<基本情報>
営業時間(大滝鍾乳洞):8時30分~17時
定休日:年末年始、冬季期間の平日 ※最新情報はHPやSNSをチェックして下さい。
施設:鍾乳洞、売店、食事処、釣り堀など
利用料金:大人1,000円、中・高校生800円、5歳以上500円
大滝鍾乳洞のHPはこちら ※HP最下部に割引クーポン有り(スマホ画面提示でOK)
※縄文鍾乳洞に行くには「縄文洞ミステリーツアー」を申し込む必要があります。
詳しくは「大滝鍾乳洞」のHPをご覧ください。
1つ目に紹介するのは「大滝鍾乳洞(縄文鍾乳洞も含む)」です。大滝鍾乳洞と縄文鍾乳洞は厳密には別々の鍾乳洞ですが、いずれも大滝鍾乳洞が運営していますので、今回まとめて紹介させていただきます。
「大滝鍾乳洞」は、総延長が2キロにも及ぶ東海地方で最大級の鍾乳洞となっており、鍾乳洞内部には地底滝が流れるなど、大自然の営みを間近に感じることができる鍾乳洞です。
鍾乳洞内部は700メートル、時間にするとおよそ30分ほどで散策ができる通路が整備されています。通路の脇を絶え間なく水が流れていて、天然の冷蔵庫のような涼しさです。
30分ほどの散策で、鍾乳洞という神秘を十分に満喫することができます。ただし、鍾乳洞内部には開けた場所が多少はあるものの、基本的には狭く暗い通路が続き足元は濡れています。途中で休憩できるような場所もありませんので歩くだけでも割と疲れると思います。人とすれ違うことができない狭い部分も多いので、混雑時には少し苦労するかも。
また鍾乳洞周辺にはお土産屋の他、食事処や釣り堀などもあります。鍾乳洞だけを楽しむのも良し、ランチや喫茶で休憩をしてから帰るのも良しだと思います。
そして大滝鍾乳洞から車で数分の距離には「縄文鍾乳洞」があります。こちらは、縄文時代の住居跡が発見された歴史的にも貴重な鍾乳洞となっており「縄文洞ミステリーツアー」に申し込めば懐中電灯片手に内部を探索することができます。
なお、近隣にある別の施設として「あくだ渓流苑」という人気の釣り堀もおすすめ。鍾乳洞体験に加えて釣り体験もすれば、お子様にも大満足な1日になると思いますよ!
※鍾乳洞までの道路は細い山道になりますので、運転時は十分にお気をつけてお越しください。
※アクセス方法は、基本的に車のみとなっています。最寄りバス停は和良線の「西安久田」というバス停になるかなと思いますが、バスの本数が極めて少ない上にバス停からの道も歩くにはあまりおすすめできません。
②美山鍾乳洞
<基本情報>
営業時間について
・3月中旬から10月は、9時~17時(最終受付は16時30分)
・11月は、9時~16時(最終受付は15時30分)
・12月から3月初旬までは、全日休業
定休日:木曜日(ただし5月から10月の間は、木曜日も含め全日営業しています)
施設:鍾乳洞、売店、食品サンプル体験コーナー、ケイビング(洞窟探検)など
利用料金:大人(中学生以上)900円、子ども(3歳以上)500円
※別途団体割引や障害者の方への割引有り
次に紹介するのは「美山鍾乳洞」です。こちらは世界でも珍しいタテ穴の鍾乳洞となっており「立体迷路型鍾乳洞」としては日本最大級の大きさを誇ります。鍾乳洞内は年間を通じて15℃から16℃に保たれているため、こちらも洞内に入った瞬間、一気に涼しさを感じることができます!
「立体迷路型」というだけあって鍾乳洞の中は高低差があります。そのため階段で上り下りをする部分がたくさんありました。
前半は緩やかな下りが続きますが、後半は出口に向かって上っていくルートになります。鍾乳洞内の階段は、場所によっては結構な角度がありますので、歩きやすい靴でお越しください。
そして時期にもよりますが洞内にはコウモリが生息しています。あくまで私が調べた限りですが、洞内のコウモリはとても臆病で人を襲ってくることは無いとのこと。ただし狭い場所では頭すれすれをコウモリが飛んでくることがあり、ちょっとびっくりするかも・・。
(こちらが過度に怖がるとコウモリもびっくりしてしまうので、過度に怖がらないようにゆっくり歩けば大丈夫です。)
鍾乳洞の所要時間は、大体30分から40分程度です。なお、出口からはとても見晴らしの良い景色が広がっており、恋人の聖地としても登録されているとか。大切な方と一緒に来てみてはいかがでしょうか。
ちなみに売店でドリンクやかき氷の販売はありましたが、レストランや食事処はありませんでした。トイレはありますのでご安心ください。
その他としては、より本格的に洞窟探検をしたい方へ向けて「ケイビング」も行っています。ご興味がある方は事前にお問い合わせの上、ぜひ挑戦してみてください。
③郡上鍾乳洞
<基本情報>
営業時間:9時~16時30分 ※日によって変わる場合あり
定休日:不定休・HP内の営業カレンダー参照。
(臨時休業の可能性有り/土・日はできる限り営業されているようです)
施設:鍾乳洞のみ(駐車場有り)
利用料金:大人(高校生以上)500円、中学生300円、小学生200円、幼児以下無料
「郡上鍾乳洞」のHPはこちら
最後に紹介するのは「郡上鍾乳洞」です。こちらの鍾乳洞は何と一般民家の敷地内にある鍾乳洞となっており、過去にはテレビ(「ナニコレ珍百景」テレビ朝日系)でも紹介されたことがある、とてもユニークな鍾乳洞です。
鍾乳洞の入り口付近に受付窓口があります。こちらで受付の方に料金を支払って内部を見学することができます。ちなみに入り口付近にいるだけで、めちゃくちゃ涼しい風が吹きつけてきます!
鍾乳洞へ入ると、まずいきなり鍾乳洞を流れる地下水を飲めるスポットが!
鍾乳洞内部はたくさんの小川が流れています。さらさらと流れる水音と涼しさにとっても癒されます。常時ポタポタと上から水が垂れてきますので、気になる方は帽子とかがあると良いかも。
内部は高低差が少なく、また明るく照らされているのでかなり歩きやすいです。今回紹介した鍾乳洞の中では最も歩きやすかったです。所要時間も15分程度と短めなので、気軽に鍾乳洞の世界を楽しめると思います。
ちなみに鍾乳洞入り口付近のお庭が素晴らしく綺麗ですので、鍾乳洞とあわせて楽しんでください。魚にエサをあげることもできますよ!
なお注意点として、個人経営の鍾乳洞となっているため営業時間や営業日が不定となっています。対応していただいたお母さんに伺ったところ、土曜日や日曜日はできる限り営業されているようでしたが、臨時休業となる場合もあるようです。あらかじめご了承ください。
近くを通った際に「試しに少し寄ってみる」というくらいの感覚がちょうど良いのかなぁと感じました。(今回取材をしたのは8月の平日でしたが、午後のみの営業となっていました。)
そして鍾乳洞周辺には飲食店はほとんどありませんので、ご注意ください。
まとめ
今回は郡上市にある鍾乳洞について、その違いや特徴についてまとめてみました。規模感としては「①大滝鍾乳洞」と「②美山鍾乳洞」が大きめであるのに対し、「③郡上鍾乳洞」は少し小さめとなっています。
中でも「大滝鍾乳洞」は食事処や釣り堀なども併設されていますので、夏休みのレジャーとしてお子様連れの方におすすめです。「鍾乳洞」という、とっても涼しくて神秘的な世界は、お子様にとってきっと特別な体験になると思いますよ!
もちろん鍾乳洞自体は大人の方にもおすすめです。ちょっぴり怖いけど、その分、ワクワクドキドキする感じがあります。一年を通じて涼しくて神秘的な魅力を持つ鍾乳洞。暑い夏にこそおすすめしたい避暑スポットです!
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